茨城近代美術館の「二年後。自然と芸術、そしてレクイエム」展へ。
お目当ては・・・1923年の関東大震災発生時、上野で開かれた第10回再興院展に出品され震災の余震の中、大観自身が作品を撤収して難を逃れた、と言う「生々流転」
42mの大作。
五浦や平潟の印象風景を描いたもので・・・
関東大震災を記憶し、二年前の震災で大きな被害を受けた五浦や平潟・・・何か、その作品の持つ宿命とかメッセージを強く感じるものでした。
他にも、
小名浜の魚協に大漁祈願のため描かれた牧島如鳩の「魚藍観音像」
たまたま小名浜から別の展示のため保管されて、震災を免れた作品。
村山武山の彩色杉戸絵は、茨城出身の実業家内田信也が兵庫に建てた「須磨御殿」の杉戸に描かれた作品、阪神淡路大震災で残った一部が茨城に戻ってきて、さらに今回の震災にも遭ったとゆう、これも不思議な巡り合わせの作品。
・・・・と、ひとつひとつの作品の物語を、思わず、自分のシャープペンでメモメモしていたら・・・職員の方に、当館の鉛筆のみをご使用ください、と注意を受けてしまった〜(^-^;
すみません(涙)
芸術の前では、つい心はフリーになってしまい、作品に近づきすぎたり、歓声あげたり、知らず知らず怪しい人になります(*_*)
そして現代アートもあり、久しぶりに頭の中が、哲学的に考えてみようか、自然に感じてみようか、音楽とは違う脳を使い
興奮しました!
中でも、河口達夫氏の鎮魂シリーズは素晴らしかった\(^o^)/
震災直後何をしてよいかわからずに、作り始めた作品・・
アトリエ近くの小さな貝殻、新しく成長する未来を見つめ、石膏(かな?)で年輪のように幾重にも広がる命を成長の止まった小さな貝殻と新しい部分を継ぎ足し、大きな貝殻を作り色彩をほどこした作品(・・・とゆう説明で通じるかな・・・)は、
「何からはじめよう・・・」
と言う、芸術家の葛藤とそこを突破した希望が感じられて、存在感がありました。
大きな規模の展示会ではなかったものの、震災と言うキーワードから数々の作品を集め、企画をした美術館の館長さんや職員さん学芸員さんの想い・アイデアに心打たれた展示会でした(^-^)
ああ(>_<)
数週間前、東京都美術館でグレコを生まれて初めて観たので、日記に書きたかったけど・・・
今日の感動を今日書きたくて、こちらが先になってしまった・・
ここのところ、少し落ち着いていて、ライブやコンサートもたくさん足を運んでいます(*^^*)
練習も基礎練できる時期。
インプット期?
スポンジ期。
大地に雨水が染み込む期!!
またちょっとづつ思い出しながら、書きますね♪
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