茨城県陶芸美術館で、板谷波山展を鑑賞してきました(^-^)
板谷波山は、茨城県下館出身の陶芸家。
日本近代陶芸の最高峰と言われてます。
若き日、高村光雲や岡倉天心の指導のもとに芸術を学び、19世紀末ヨーロッパのアールヌーボーや世界各国の陶芸や絵画やデザインを精力的に吸収、研究して、陶芸を芸術に高めた人。
母親が、波山大好きだったので、私も自然と興味を持ち、東京にいた頃ふらっと一人現在筑西市の板谷波山記念館に行きました。
今回の展示会はさらに全国から波山作品が集まり、たっぷりその世界を堪能しました。
若い頃から晩年までの作品が時代ごとに展示され、時代にも影響されつつ妥協無き美を追求する姿・・・心に迫るものがありました。
中でも、以前から波山といえばこのイメージ・・・葆光彩磁・華麗でありながら控えめな光を放つ、このあたりの作品に、私は釘付けでした!
葆光・・・光沢・光を隠すこと、物の線界をやわらかく描く。
一枚ベールを纏ったような気品。
美しすぎて、ため息の連続です・・・
試作に試作を重ね、デッサンにデッサンを重ね
芸術であろうと自然界であろうと
波山がその瞳で見つけた世界中の「美しいもの」は、ぜ〜んぶ、波山の血と肉になり、ひとつの陶芸作品に生まれ変わり、新たなハイブリッドな美を産み出していたんですね。
ここまでの芸術は、自然美に匹敵しますね。
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