紅葉はピークを過ぎて、すっかり、冬*
福島駅から相馬へ入る山道は、美しい山里の風景です。
すっかり見慣れた景色になりましたが、実りの秋を過ぎて、柿や林檎・・・収穫されたものが、大量に樹木の根元に棄てられているのが印象的でした。
飯舘村への入り口もあるこの山道、最近は伊達市でもお米の出荷制限が出たことが記憶にも新しく・・・その界隈の豊かな自然、のどかな風景とは裏腹「放射能」の見えない影に苦しむ農家さんの気持ちを、棄てられた果実が代弁していました。
いつもお世話になっているNさんは、私が相馬に来ると必ず時間を作ってくださり、また私達は車で海沿いを走りました。今回は、電話での戸塚FM出演と、Nさんにお話したいことがあったのと、やっぱり復興している姿を見たくて相馬へ。
港は、壊れた堤防はそのまま、小さな漁船は堤防に乗り上げたままだったり、割れて、押し上げられたコンクリートはあちこち隆起したり陥没したりですが、だいぶ片付いていて、静かな海に釣り人がのんびりと釣糸をたらしていました。写真は屋根が無くなり柱だけになった魚市場。
津波でほとんどの家が流された地区は、瓦礫も全て撤去されて、住めない危険区域になっていました。はじめて訪れた時に、お茶碗や卓袱台・・生活そのままの姿があちこちにありましたが・・もう、建物の基礎しか残っていませんでした。
寸断されていた生活道路は開通。
港には、またひとつ、大きな大きな瓦礫の山が出現していました。
大きな船が建物にめり込んでいるのはそのままでしたね。その横を、普通に犬の散歩をする人。
二人で驚いたのは・・満ち潮ではないのに異常に水位が高く、海沿いのお宅は土嚢を積み満潮に備え、地面には海水が染み出していました。海につながる内海の松川浦も、道路に近づいたかな?
Nさんと珈琲を飲んでケーキ食べて、いろいろお話して相談に乗っていただき
夜は、見たこと感じたこと、まとめて、朝のFMに備えました。
相馬市は人口およそ3万8千人。今は、原発20キロ圏内から避難してきた人、復興作業員で、なんと7万人にまで膨れあがっているんですって(*_*)
コンビニやスーパーは繁盛しているようです。
明け方、震度4の地震があり、驚きました(>_<)
次の日の朝、電話で戸塚FMに出演し相馬の話をして
ランチは、相馬にあるジャズ喫茶エンドレスに。
ジャズフォー東北(また後程説明します!)の発起人のドラマー広瀬さんを私はとても尊敬していて、相馬に来てほしいな〜と思っていたので、ちょっとエンドレスさんとお話したり
偶然の縁だったホテルのオーナーさんともタイミング良くたくさん話ができました。
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